どうする?NISAをやめたくなったとき

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NISAっていつでもやめられるの?現預金が少なくなるのは不安…という方もいらっしゃると思います。

いざというときの手順を知っていれば、焦らずに対応できるはず。

今回は、NISAをやめたいとき、どうすればよいのかをまとめました。

目次

なぜNISAをやめるのか?

現金が必要になった、運用が上手くいっていない、積立金が負担になったなど、NISAの解約を考える際には様々な理由があります。

まず、やめる前に以下のポイントで考えてみましょう。

短期間でやめようとしていないか

特に、つみたてNISAは長くて20年、投資信託やETFを非課税で運用できるというものです。

20年という長さの積み立て投資で、リスクが低減できて利益が出やすくなります。

しかし、20年を待たずに途中で解約をすると、つみたてNISAの「長期・積立・分散によるリターン」が得られなくなる可能性も出てきます。

NISAをやめる以外の選択肢は?

実は、やめる以外にも選択肢があります。他の選択肢も整理しておきましょう。

商品を変更する

期待するリターンが得られない場合、積み立てている投資信託などの商品を変更するのも手です。

リターンが好転したら、NISAを続けるという気持ちになるかもしれません。

部分売却をする

現金が足りなくなったため、NISAをやめたい!というときは、投資信託のすべてを売却せず、必要な金額分だけを部分的に売却するという選択肢もあります。

積み立てを休止する

現金が足りないわけではないけれど、毎月の積み立てが負担・・・、相場の暴落が不安・・・な場合は、思い切って積み立てをいったん休止してみるのも選択肢の一つです。



NISA口座の解約

NISA口座の解約をすると、それ以降、非課税枠を利用して投資信託などを購入できなくなります。

NISA口座の解約後の再開設はすることができますが、時間も手間もかかってしまいます。

途中でやめると、再開するには時間や非課税枠が無駄になってしまうので気を付けましょう。

NISA口座解約の手続きについて

NISA口座解約の手続きについて

NISA口座の解約をした後、ほかの金融機関でNISA口座を開設しない場合、取引している金融機関に「非課税口座廃止届出書」と本人確認書類などを提出すれば完了します。

また、解約後には「非課税口座廃止通知書」あるいは「管理勘定廃止通知書」が発行されます。



【参考】楽天証券の手続き

資産残高や投信の積立設定を確認する

口座を解約するとき、残高を0にする必要があります。

投資信託や株式、外貨預金などの資産が口座に残っている場合は換金や出金および移管により口座の残高をなくします。

投資信託の積立が設定されている場合も口座の解約ができないため、

楽天証券のウェブサイトにログインして積立注文より「設定照会・訂正・解除」を選択し、解除ボタンをクリックし、積立設定を解除しましょう。

口座解約依頼書に必要事項を記入し楽天証券に提出すると1週間程度で手続きが完了します。



【参考】SBI証券の手続き

口座を解約する場合、手続き完了後から口座の利用が停止される口座内の資産をすべて売却して払い出しておきます。

証券残高や現金残高があると解約できないので手続きを始める前に資産を整理しておきます。

資産の売却により、分配金が発生した場合は、解約手続き完了後、指定の金融機関の口座に振り込まれます。

解約のときは、1.カスタマーサービスに電話して口座状況の確認と、「非課税口座廃止届書」の送付を依頼します。

非課税口座廃止届書に必要事項を記入して返送します。

口座廃止手続きが完了すると2週間程度で「非課税口座廃止通知書」が届きます。

【参考】マネックス証券の手続き

ウェブ上ではNISA口座の廃止はできない

NISA口座の廃止をしたい場合は、マネックス証券のコールセンターに相談しましょう。

ウェブ上でのNISA口座の廃止はできません。

コールセンターで注意事項などの説明を受けた後、「非課税口座廃止通知書」が送付されてくるので、必要事項を記入して提出することでNISA口座を廃止することができます。

NISA口座の廃止には、残高が残っていると処理できませんので金融商品が残っているときは解約して現金に換えて引き出しておくようにしましょう。



終わりに

今回は、NISAをやめたくなったときの対応についてまとめました。

一歩踏み出してみたけど不安な方もいらっしゃると思います。

そんなときには、NISAを途中でやめることもできるし、やめる以外にも選択肢があるということを知っておくと、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

特につみたてNISAは、長期間運用することでリスクを抑えて利益を最大化する仕組みなため、短期的に成果が出ないといった理由で解約することはおすすめしません。

これから始められる方は、ぜひ少額から運用をしてみてください!

評価損が出たときにご自身がどの程度ストレスを感じるかなど、実際に経験してみると分かることが沢山あると思いますので、そこから掛金を増やしても遅くはありません。



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