【NISAの制度改正】変更点は3つ!ロールオーバーについても解説

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非課税で投資ができるNISAは初心者でも始めやすいことから、年々運用する人が増えてきてい ます。



NISAが2024年に制度が変わることはご存じでしょうか。

制度改正によって、現行のNISAとの変更点は3つあります。

  • 新NISAは2階建てへ
  • つみたてNISAは5年間延長
  • ジュニアNISAは廃止


ここでは3つの変更点だけでなく、ロールオーバーについてもわかりやすく解説していきます。

この記事を読んで、新しい制度になっても焦ることなく自信を持ってNISAで資産運用していきましょう。

目次

現行のNISAと改正後のNISAの変更点は3つ

NISAには、一般NISAとつみたてNISA、そしてジュニアNISAの3種類あります。

 2024年のNISAの制度改正後から、この3種類のNISAが現行とどう変わるのか、それぞれ見ていきま しょう。

新NISAは2階建ての制度に大きく変更

今までの一般NISAから新NISAへの変更において、2階建て制度になることが大きなポイントです。

主な変更点を表にまとめてみました。

改正前(〜2023年)改正後(2024年〜)
対象者日本在住の20歳以上
 (2023年1月1日以降は18歳以上)
日本在住の18歳以上
年間投資額上限120万円
(最大600万円)
1階部分20万円(最大100万円)
2階部分102万円(最大510万円)
非課税期間最長5年1階部分最長5年 
(終了後はつみたてNISAへ移行可能)
2階部分最長5年
新規投資可能期間2023年まで2028年まで



新NISAは、1階部分は現在のつみたてNISAの商品が対象となっており、積立てのみの投資枠となっ ています。

2階部分は、現在の一般NISAのように個別株や株式投資信託などに投資できます。

新NISAから始める場合、2階部分を利用するためには、少額でもいいので1階部分の積立投資を行うことが必要なので、注意してください。

つみたてNISAは口座開設可能期間が5年延長

つみたてNISAの変更点は、口座開設可能期間が2037年までから5年延長されて、2042年まで可能になったことです。

そのため、2023年までに利用を始めれば、最長20年間の積立を確保することができます。

興味のある方は、ぜひお早めにご検討ください。

ジュニアNISAは2023年末で廃止

ジュニアNISAの変更点は、2023年末で廃止になることです。

ジュニアNISAの最大のデメリットは、18歳まで払い出しができない点でしたが、

2024年1月1日以降は、口座開設者本人である子や孫が18歳に達していなくても、ジュニアNISAで保有する株式などについては非課税で払い出しが可能となります。

花

払い出しの制限がなくなることで使い勝手が良くなり、口座開設も増えています!


そのため、例えば中学や高校進学時に引き出して、教育資金にすることもできます。

途中で払い出しする場合は、ジュニアNISAの口座から全額払い出す形になるので注意してください。

ジュニアNISAの口座を残しておいたり、一部のみを引き出すことができません。

ロールオーバーのしくみは3つ変更

NISAの改正によってロールオーバーのしくみも変更になります。

ロールオーバーとは、非課税期間の5年間、一般NISAやジュニアNISAで運用した株式などを翌年に新たに非課税投資枠に移すことで、さらに非課税で運用できるしくみのことです。

改正後、ロールオーバーは3つ変更になります。


  • 一般NISAから新NISAへのロールオーバー
  • 新NISAの1階部分はつみたてNISAへのロールオーバー
  • ジュニアNISAのロールオーバー



一般NISAから新NISAへのロールオーバー

現在、一般NISAで保有している株式などについては、新NISAへのロールオーバーが可能です。

一般NISAの株式等を新NISAへ移管する際は、2階部分の非課税投資枠へ移りますが、2回部分の枠を超過する場合は、1階部分の枠を使うことになります。

その際には、時価で商品が移る点に注意してください。

また、全ての商品を移管する必要はなく、一部商品の移管も可能です。



新NISAの1階部分はつみたてNISAへロールオーバーが可能

新NISAの1階部分で購入した商品は、非課税期間後につみたてNISAへロールオーバーできます。

そのため、非課税期間が新NISAの最長5年とつみたてNISAの20年を合わせて最長25年間にのばすことができます。

また、ロールオーバーされる際は簿価(取得原価)で行われるので、新NISAの部分で評価額が上がったとしても、ロールオーバーできる額が減るわけではありません。



ジュニアNISAのロールオーバー

ジュニアNISAは、2023年末まで非課税で投資することができ、その後はロールオーバーが可能です。

2024年以降、新規の買い付けはできませんが、18歳まで運用することができ、運用益などは非課税です。

花

花家でも2021年からジュニアNISAを始めています!

娘は0歳で口座開設したため、240万円を18年間運用する予定です!



ロールオーバーの手続き

ロールオーバーをする際は、証券会社に「ロールオーバー依頼書」の提出が必要です。

各証券会社から案内がありますので、忘れずに対応しましょう。


終わりに

NISAの制度改正により、いくつか変更点がありました。

新NISAは2階建てになるという少し複雑な変更がありますので、一般NISAからロールオーバーする際には注意が必要です。

つみたてNISAについては、口座開設可能期間が2042年に延長され、

ジュニアNISAについては、制度が廃止となるため好きな時期に払い出すことが可能になります。

花

NISAは上手に運用すれば、将来の自分の財産になります。

新しくなったNISAの制度を理解して、自分に合った資産運用をしてみましょう。



マネックス証券



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