
今回は、私が第二子を妊娠・出産した際にかかった費用を実例としてご紹介します!参考になれば、幸いです!
妊娠・出産にかかる費用
出産までにかかる費用は大きく2つで、①出産までの妊婦健診にかかる費用、②出産時の分娩料等です。
妊娠・出産は、原則、健康保険の適用外のため自費診療となりますが、
①妊婦健診にかかる費用については、自治体からの助成があり、
②出産費用については、健康保険から出産育児一時金が支給されます。

今回は、一例として、私が第二子の妊娠・出産時にかかった費用をご紹介します。
【実例】妊婦健診にかかった費用
- 産院は個人院
- 第二子の妊娠・出産(多胎妊娠ではない)
- 初診は7週目、出産は39週目6日
妊婦健診にかかった費用は、合計で83,000円、その内自己負担額は23,000円でした。
私の場合、1回目の検査のみ全額自己負担でした。
1回目の検査で心拍確認ができたため、自治体から母子手帳と妊婦健診の補助券を受け取り、2回目以降の健診では補助券を利用しています。
私の住む自治体で交付される補助券の内容は、1枚目8,000円、2〜14枚目4,000円で、
最大60,000円の助成となっています。
週数 | 妊婦健診費用 | 補助券金額 | 差額(自己負担) | 追加検査 | |
1回目 | 7 | 4,000円 | 4,000円 | ||
2回目 | 10 | 8,000円 | 8,000円 | 0円 | 初期採血 |
3回目 | 12 | 4,000円 | 4,000円 | 0円 | |
4回目 | 17 | 4,000円 | 4,000円 | 0円 | |
5回目 | 20 | 8,000円 | 4,000円 | 4,000円 | 超音波検査 |
6回目 | 24 | 6,000円 | 4,000円 | 2,000円 | クラミジア検査 |
7回目 | 26 | 6,000円 | 4,000円 | 2,000円 | 中期採血 |
8回目 | 28 | 4,000円 | 4,000円 | 0円 | |
9回目 | 31 | 8,000円 | 4,000円 | 4,000円 | 超音波検査 |
10回目 | 33 | 4,000円 | 4,000円 | 0円 | |
11回目 | 35 | 4,000円 | 4,000円 | 0円 | |
12回目 | 36 | 8,000円 | 4,000円 | 4,000円 | 後期採血、NST |
13回目 | 37 | 5,000円 | 4,000円 | 1,000円 | NST |
14回目 | 38 | 5,000円 | 4,000円 | 1,000円 | NST |
15回目 | 39 | 5,000円 | 4,000円 | 1,000円 | NST |
合計 | – | 83,000円 | 60,000円 | 23,000円 |
毎回の健診で行う体重測定、血圧測定、尿検査、内診以外に追加で検査がある場合に、自己負担が発生していました。
また、39週目の健診で補助券を使い切っていたため、出産予定日よりも遅れて出産していた場合はその後の健診費用が全額自己負担となっていました。
上記の妊婦健診でかかった費用のほか、妊娠中のマイナートラブル(便秘やむくみ、足がつるなど)に対する薬の処方や産院までの交通費が約1万円かかりました。

医療費控除で使用する可能性のある費用のため、必ず領収書を保管しておきましょう。
【実例】出産にかかった費用
- 産院は個人院
- 平日の出産で休日・夜間の加算はなし
- 和痛分娩(計画入院ではなく、陣痛スタート後の硬膜外麻酔)
- 入院日数は5日
出産にかかった費用は、合計536,950円で、その内自己負担額は、116,950円でした。
出産育児一時金の直接支払制度を利用したため、退院日に窓口で自己負担額を支払いました。
費用 | 出産育児一時金 | 差額(自己負担) | |
入院料 | 80,000円 | ||
分娩料 | 264,000円 | ||
和通分娩加算 | 100,000円 | ||
新生児管理保育料 | 53,050円 | ||
検査・薬剤料 | 4,000円 | ||
処置・手当料 | 10,300円 | ||
産科医療補償制度 | 16,000円 | ||
その他 | 9,600円 | ||
合計 | 536,950円 | 420,000円 | 116,950円 |
上記費用のほか、往復の交通費(タクシー利用)が約1万円、入院中の飲み物の購入費用がかかりました。

私の加入している健康保険は、付加給付が充実しており、出産育児一時金にプラスして9万円支給されました。勤務先からの出産祝い金もあり、出産費用は付加給付と祝い金でまかなえました。
終わりに
妊娠・出産の費用について、実例をご紹介しました。
特に初妊婦の方が費用感をイメージしていただけると嬉しいです。
ただし、産院が個人か総合病院か、多胎妊娠の場合や分娩方法が異なる場合など、妊娠・出産にかかる費用は様々です。
また、自治体によって補助内容も異なり、加入している健康保険によっては付加給付がある場合もあります。
詳細な費用については通院する産院へ、助成・給付内容については自治体・健康保険組合へお問合せください。
